2007.04.16
眠れない夜を紡いで・63
隣には、上機嫌な母。ジュリアスは口許に微笑を浮かべて車に揺られていた。
2007.04.17
眠れない夜を紡いで・64
セイジェル家の別荘は帝都から車で1時間半ほどの湖畔にある。帝都からあまり離れていないこともあり、手近な別荘地として貴族達には人気の場所だ。
2007.04.18
眠れない夜を紡いで・65
クレスティアとの夕食を済ませたジュリアスは、寝室のテラスで煙草を燻らせていた。母の前では絶対に吸わないようにしている。
2007.04.19
眠れない夜を紡いで・66
翌朝、よく晴れた空の下を散歩していると、クレスティアがジュリアスの袖を引いた。
2007.04.25
眠れない夜を紡いで・68
「あの子はあんな風に言ってくれたけれど…。父を残していくことは、私にはできない気がするの。父も寂しい人なのよ。退役してからはめっきり老け込んでしまって。昔ほど、ジュリアスにきついことは言わなくなったし…」
2007.05.03
眠れない夜を紡いで・70
苛々としながら部屋で煙草を吸っていたジュリアスだったが、玄関が騒がしくなったので母が帰って来たのだと思い、下におりた。
2007.05.04
眠れない夜を紡いで・71
ジュリアス、クレスティア、ゲノアの3人の夕食が始まった。ジュリアスは憮然としたままワインを飲んでいるが、クレスティアはそれを咎めようとはしなかった。


