夕飯の支度を始めたアイーシャの近くで、エシャールはようやく剣の
手入れを始めた。
 雪の月に入ると、空の都の人々は新年の準備に追われる。雪に閉ざさ
れる分、他の都よりも早めに準備を始めるのだ。
 突然エシャールの機嫌が悪くなった理由がわからず、アイーシャは慌てた。
 家の中に戻ると、寝台の側で蹲って泣いているアイーシャが見えた。
 夕暮れ時の陽射しに、小さな肩が震える。心を千切られそうな光景だった。
2005.11.03 休日ですので
 多めのアップをいたしました(笑)。
 以前こちらの読者、つかささんからリクエストのあった、「章分け」というのを
やってみました。
 まぁ確かにこれだけの長い物語、数字だけでは判別できんわな(笑)。
 現在11話ですが、14話分を11話にしてしまっているので(笑)、この先ストックが
物凄い勢いでなくなっていきそうな…
 まぁせっかくの加筆・修正の機会が与えられたと思って、がんばって書いていきます。
 明日から第二章に入ります。またお楽しみに。
 空の都を出たエシャール達は、急かされぬゆったりとした旅を続けていた。
 小奇麗な身なりはしているが、悪人面だとエシャールはいつも思う。この宿に来たときに
渡した金に頭を下げているだけなのだ。
なんか、カウンターが300超えてました。
びっくりですわ
ありがとうございます。
せっかくの連休ですんで、
もう1話アップしようかと思います。
長かったり短かったりしますが、
飽きさせない程度にがんばって更新しますので、
お付き合いください
 翌朝、エシャールが突然出発すると言い出した。
 それから間もなく水の都に入ったふたりは、市場に近い空き家を見つけた。
 新年を祝う花火があがる。エシャールとアイーシャは屋根にあがって花火を見ていた。
 花火はまだあがっている。しばらく黙っていたアイーシャは、また話し出した。
2005.11.08 テンプレート
すみません、変えました(笑)。
実は今日まで使ってたテンプレート、
すごい気に入っていたんです。
ファンタジーに合うし、「蒼」だしね。
でも何となく他のテンプレートを見ていたら、
こっちの方がこの先のイメージに合うのかな〜と。
というわけで、いきなり変えました。
さてアイーシャの告白がいったん終了しましたが。
読んでくださってる皆さんの予想は
どうだったでしょうか。
この先、まだまだふたりの物語は続きます。
少しずつ、長い回も出てくると思いますが、
またがんばって(笑)お付き合いください
 屋根の上でキスしてから数日。ふたりの間には何も起きていない。今までと
変わらない日々である。
 それ以上のことを、お互いに望んでいないのだ。
「エシャールさん、この荷で最後です」
 荷下ろしまで済ませて表に回ると、ちょうどアイーシャが野菜を買っている
ところだった。
2005.11.10 こんな時間に
昨日、今日と朝っぱらから更新していますが。
理由は簡単。
会社を休んでいるからです(笑)。
いや、気管支弱いのでね、
ちょっと風邪ひいてムリすると、
一発で気管支喘息になるんですよ。
というわけでムリも嫌なので
休んでいます。
最近出社拒否症になりかけとかいうのは
ナイショの方向で(笑)。
更新しまくりです。
またちょっと一段落。
またこれから違う展開が始まります。
 水の都に来て、半年が過ぎた。毎日変わらぬ平和な日々である。エシャールは
市場の人々から一目置かれる立場になっており、以前よりも忙しく働いている。
 アイーシャに声をかけていた男は、執政官の親族の知り合いと判明し、
エシャールの密かな監視下に置かれた。
 一方、アイーシャに目を付けている男は、エシャールに見咎められて以来、
なかなかアイーシャに近づけない日々が続いていた。
 そうとは知らないエシャールとアイーシャは、いつものようにふたりで酒屋を
訪れた。
 エシャールがあまりにはっきりと言ったので、アイーシャは最初、彼が何を言ったのか
わからなかった。
 結局エシャールとアイーシャの関係は、簡単なものではないとわかった男だったが、
そうなると是が非でもアイーシャが欲しくなった
 エシャールを見送った後、いつものように家のことを一通り済ませてから、
アイーシャは一息ついて座っていた。
「酒屋のおじさんは…どうしたのよ…」
「…!!」 
 町外れまで戻ってきたエシャールは、アイーシャに呼ばれた気がした。
 嫌な予感がする。一体何があったというのか。エシャールは思わず剣を抜いて
馬を走らせた。
2005.11.15 ふ〜…
え〜…第二章、終了です。
やめて、石を投げないで(笑)。
アイーシャとんでもないことになりましたね。
エシャールもまた大変なことになってきましたが。
このふたり、これからどうするんでしょうか。
いや、私は知ってるけど(笑)。

明日から第三章に入ります。
楽しみにしていてください。
 なるべく人と接することのないよう、夜間に移動することにした。
 エシャールが目指そうとしている碧の都は、水の都からは聖都を挟んで真西にある。
 水の都からと空の都からの街道が交わる宿場町に入ったところで、エシャールは
旅人の噂話を聞いた。
 その夜。
 エシャールはアイーシャを背負って、馬を引いていた。
 エシャールの視線に怯むこともなく、頭領は相変わらずの口調で続けた。
 危うく盗賊にされかけたエシャールだったが、頭領が追いかけてくるつもりが
ないことがわかり、ようやく一息ついた。
 天帝の生誕を祝う祭りが、そこかしこで催されている。元々喧騒を好まない
エシャールは、いつも以上に不機嫌だった。
 暑い熱の月を、水辺を通ることで凌いだエシャールは、ゆっくりと碧の都に
向かっていた。
 夕の月も終わりに近づくと、木々が色づき始める。独りでいた頃には感じることの
なかった景色の変化に、アイーシャに語りかけることで気付いていた。
 碧の都の城門が見えてきた。夜間は城門が閉ざされるため、エシャールは近くで
一休みすることにした。
 また厄介なことをしてしまったと、エシャールは後悔していた。
2005.11.23 40話記念
40話になりまして、それなりに話も続いてまいりましたので、
登場人物の紹介でもしていこうかと思います。
まだまだこれからいっぱい出てくるんですが(笑)。
 粗方支度もできたところで、エシャールはレイアが枕にしていた切り株を
軽く蹴った。
 アイーシャを守るために体勢を立て直そうとした次の瞬間、エシャールの左足に
激痛が走った。
 レイアはエシャールの表情など気にもせずに、アイーシャの寝台に近づいた。
「もうずっと民の前にはおいでにはならなかったんですけど、今度の新年に
 もしかしたら宮殿のテラスにおいでになるかもしれないんですって」
 部屋の外で、エシャールの心の叫びを聞いていたレイアの父が、ゆっくりと
入ってきた。
 聖都。
 天帝が暮らす、この世で最も神聖なる都である。
2005.11.27 ついに
とうとう天帝が出てきましたね。
ちょっとだけ(笑)。
以前ここの常連さんが
私が登場人物の容姿についてはあまり描写してないと
いうことを書いてましたが。
今回もほとんどないですね(笑)。
この先は結構ころころと場面が変わりますので、
先にお断りをしときます(笑)。
 一日のほとんどを部屋で過ごすエシャールは、窓辺に腰掛けて外を見ることが
多くなった。
 碧の都の執政官家の一人娘・レイアはこの数日、稽古事が手につかない。
 レイアがエシャール達の部屋に入ろうとすると、エシャールの声が聞こえてきた。
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