大神殿の巫女となるべく育てられたシュレーシア・アイーシャは、天上の水鏡に地上の様子を映し出す力を至上から与えられていた。
 宇宙の宮で暮らすようになってから、シュレーシアはそれまで至上や神々からしか聞いたことのなかった地上の人々のことを見聞きしたがった。
“シュレーシア・アイーシャが地上に転落した理由が判明した”
 シュレーシア・アイーシャが天上へ昇る原因となったのは、神聖な森の池に落ちそうになった皇子をシュレーシアが庇い、代わりに落ちたからなのである。
 至上の住まう大神殿。磨き抜かれた廊下を不機嫌そうに歩いていく至上に、誰もが頭を下げる。至上は誰の挨拶にも反応せず、西の棟の一番奥の部屋に入った。
 扉を後ろ手に閉めた至上は、兄の言葉を何度も頭の中で繰り返した。
 至上の気配が扉の向こうからなくなったことに気付くと、兄は羽筆を置いた。召使いが頃合いを見計らうようにして茶を持ってくる。
 水鏡に戻った至上は、その池のほとりで泣き疲れて転寝をしているシュレーシアを見つけた。
「天帝となるための試練ですって?何て馬鹿げたことを言っているのかしら」
「ジークフリード様、イザベラよ。入ってもよろしくて?」
 ジークフリードとイザベラは、生まれた時からの許嫁だった。
 天上の水鏡のほとりで、シュレーシア・アイーシャが祈っていた。イザベラは回廊からその様子を見て駆け寄った。
2006.10.14 第六章終わり
はい、ようやくここまで来ました。
とはいってもあと…ああ、何話あるんだか(笑)。
やっと天上のこととかこの世界の仕組みだとかに触れることができました。
ここからまた、話は地上に戻ります。
そして…皇子の、涙が…。
 花の月も終わりに近づく頃、聖都のゲディスが病に倒れたという報せが海の執政官家にもたらされた。
 外庭の椅子は、エシャールが再びこの屋敷に戻って来た時に新しく造らせたものだ。幼い時よりも庭で考え事をする回数が増えたため、ゼニスがいつの間にか手配してくれていたのである。
今日のうちに明日の分をアップしておきます(笑)。
さぁ、エシャールが絶賛苦悩中(笑)。
かわいそうなんだけど…。
今日のかんげつさんへのレスにも書いたけど、
ハッピーエンドだけを目指すだけの話は嫌だったし、
だからといって悲劇ばかりの話も嫌だった。
それでこんな暗い話か?ってなる?(笑)
いろんな要素を盛り込んでいるつもりではあるんですが。
この物語の後の話もプロット立ってますが
また暗いんだこれが(笑)。
何か別のパターンの話考えないとな…。
 長椅子に腰掛けたアイーシャの膝に、エシャールは頭をのせた。降るような星空の下、ただ波の音に耳を澄ます。
「まだセルディアスとマデレーナが生まれて間もない頃…夢をみたんだ…」
2006.10.19 会社にて

ちょっと最悪ですよ(笑)。
自宅のSafariで更新して、会社のIEで修正かけたら
改行ナッシングって何ですか(笑)。
さてこれを書くことでどう見えるのかを確認したいわけですが。
どうなるかな〜。

 レットに後を託し、エシャール一家はゼニスを伴って聖都へ向かった。
 至上御光臨の間で、天帝は上空を見上げていた。
 ゲディスの屋敷に到着したエシャール達は、早速祖父を見舞っていた。

 エシャールの溜息が聞こえて、ゼニスが心配そうに覗き込む。

 翌日、ディースはセルディアスに呼ばれて宇宙の宮の大広間に出仕していた。
 ディースはどうしても我慢できなくなって、思っていた疑問を口にした。
2006.10.25 最近
仕事中に更新しています(笑)。
いや、楽なんですわ。帰宅してからだとどうしても時間がない時もあるので。
会社でしてしまうと楽です。
ええ、かなりの危険を冒してはいますが(笑)。

どうです?だんだんと雲行きが怪しくなってきたでしょ?
エシャールが堪えきれるのかどうか…見守ってください。

 碧の執政官レオニードは、最小限の供を連れて聖都に向かっていた。セルディアスからの書状に、早急に聖都へと書かれていたからである。

 天帝は少し落ち着いたのか、再び口を開いた。
「…陛下…このように温かい御言葉を…」
 幸せそうなエシャール一家を横目に見ながら、ディースはゲディスに歩み寄った。

 ゲディス邸の中庭で、エシャールとレオニードはテーブルを挟んで向かい合っていた。

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