「…言霊のために幾重にも防御しておるのか…。天帝の奴、小癪な…」
 川遊びなどしたことのない子供達のために、エシャールは家族で聖河のほとりに来ていた。
 宇宙の宮へ行くことは、二度とないはずだった。新年を迎えても、真の名を賜っても、絶対に行くことはないはずだった。
 ゲディスの屋敷でアイーシャからエシャールのことを聞いたレオニードは顔色を変えた。
 かつての自分の寝室に、エシャールは眠っていた。
「久方振りに…御尊顔を拝しました…」
2006.11.08 昨日は

更新する気力が全くありませんでした。
どうも風邪っぽい。
ていうか熱あったし(笑)。
今日は更新できると思います。
天帝とレオニードの会話が途中で終わってますが、
そろそろこの章も終わりますので
楽しみにしていてください。

ではでは。

 レオニードは天帝の言葉を静かに待った。
 エシャールが軽く頭を振って、ゆっくりと目を開けた。
 池のほとりから、シュレーシアに何と祈ればいいのか…。
2006.11.11 400話…
一体いつまで続くんや、この話は(笑)。
とうとう400話まで来てしまいました。
でもあと100話もありませんので、よろしくお付き合いください。
次回から、第八章に入ります。
 聖都をはじめ、この世の全てに冷たく激しい雨が降っていた。
 落雷したのは皇子の寝室だった。だが、エシャールにもセルディアスにも怪我はなかった。
 いつの間にか、雨は小降りになっていた。森の入り口までついてきたレオニード達を振り返り、エシャールは言った。
 エシャールがピタリと歩みを止めて、笑って振り返った。
2006.11.18 真実が
ようやく真実が明らかになってきましたね。
ついに姿を見せた創造主。<中身だけですが
次回から、創造主の長い長い昔語りが始まります。
「予が地上を創ったのは、5000年前になる。その頃は都もなく、民もおらず、ただ荒野が広がっているだけであった…」
 ユークリッドを見やることもなく、エシャールは天帝の手をひいた。
「これがあの日の、そちの知らぬ顛末じゃ。それぞれに大きな運命を背負わせてしもうたが、立ち行かなかったのはユークリッドだけであった。…創造主の血をひく者が、何とも情けないことよ…」
 エシャールのまわりから、神々しい光が消えた。創造主が去ったのだろう。
「さて…」
 玉座に落ち着いたカイゼルディアは、立ったままのエシャールに訊いた。
 創造主が『浄化の雨』と言った豪雨は、確かにこの地上をも美しくしたらしい。聖都の上空を飛びながら、エシャールは被害の度合いを見ていた。
 かつての自分の寝室に、アイーシャはいた。
 天帝だけに許された入り口から、御光臨の間に入った。
 新しい天帝の即位式の日取りが決まり、聖都をはじめ、各都も祝賀一色である。
2006.11.28 第九章
第九章が始まりました。
この章が、ある意味最終章と思っていただいてかまわないかと思います。
これまで描いて来たことの集大成が詰まっているものにできればいいなと思っています。
さあ、エシャールの描く地上の未来は…?
 為政者となる。それはカイゼルディアが決してしなかったこと…。
 エシャールの言葉に頷いて戻ろうとしていたセルディアスは、そういえば…と振り返った。
 碧の都では、レオニードが聖都に向かう支度に追われていた。
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