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2005.10.29
蒼の都の物語・4
アイーシャはそれまで、子守や水汲みをして生活していた。
子供が一人で暮らすことを心配して、引き取ろうかと申し出て
くれる人もいたのだが、アイーシャはその申し出を断った。
その代わりにと、水汲み等の仕事をまわしてもらい、生活して
きたのだ。
ところが、エシャールからそれらをやめさせられてしまった。
声を掛けて連れてきて以来、彼はそのまま居ついてしまった
のである。そして居候をしておいて、彼は言ったのだ。
『子供に養われたくない』と。
それでは生活できないと反論したが、エシャールが見せた
所持金を前にして、黙らざるを得なかった。
エシャールの財布の中には、それまでアイーシャが見たことも
なかったような金貨まで混じっていた。彼女の驚いている
顔を見て、エシャールが笑った。『お前は正直な子だな』と。
そして数日前には、少しは女の子らしくしろと、髪飾りを
買ってくれた。
こんなに満たされた気持ちになれたのは、いつ以来だろうか。
遠い昔に両親と過ごした日々以来か…。
エシャールと過ごす時間は、アイーシャの寂しかった年月を
ゆっくりと埋めていった。
何処かに行くときにはスッと手を差し出して並んで歩いて
くれる。台所に立っていて振り返ると、それに気づいてこっちを
見て微笑んでくれる…。
伸ばした手が空振りしない幸せを、アイーシャは感じていた。
くれる人もいたのだが、アイーシャはその申し出を断った。
その代わりにと、水汲み等の仕事をまわしてもらい、生活して
きたのだ。
ところが、エシャールからそれらをやめさせられてしまった。
声を掛けて連れてきて以来、彼はそのまま居ついてしまった
のである。そして居候をしておいて、彼は言ったのだ。
『子供に養われたくない』と。
それでは生活できないと反論したが、エシャールが見せた
所持金を前にして、黙らざるを得なかった。
エシャールの財布の中には、それまでアイーシャが見たことも
なかったような金貨まで混じっていた。彼女の驚いている
顔を見て、エシャールが笑った。『お前は正直な子だな』と。
そして数日前には、少しは女の子らしくしろと、髪飾りを
買ってくれた。
こんなに満たされた気持ちになれたのは、いつ以来だろうか。
遠い昔に両親と過ごした日々以来か…。
エシャールと過ごす時間は、アイーシャの寂しかった年月を
ゆっくりと埋めていった。
何処かに行くときにはスッと手を差し出して並んで歩いて
くれる。台所に立っていて振り返ると、それに気づいてこっちを
見て微笑んでくれる…。
伸ばした手が空振りしない幸せを、アイーシャは感じていた。
HOSA
毎回思いますが、KIRIHARAさんの小説は表現が良くて、なぜか自分がそこにいるのではないかと思わせますね。
あと僕のサイトのリンクにKIRIHARAさんのサイトを追加していいですか?
また来ます!!!
あと僕のサイトのリンクにKIRIHARAさんのサイトを追加していいですか?
また来ます!!!
KIRIHARA
>HOSAさん
そう言っていただけると、
書いている側としてはすごくうれしいです。
ありがとうございます。
リンクの件、よろしくお願いします。
こちらも追加させてもらっていいでしょうか?
そう言っていただけると、
書いている側としてはすごくうれしいです。
ありがとうございます。
リンクの件、よろしくお願いします。
こちらも追加させてもらっていいでしょうか?
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