| Home |
2007.04.01
眠れない夜を紡いで・48
「全員、海岸線に戻ってくれ。まだまだ攻めてくるはずだ。機銃を増やせ。火炎放射機はないか?」
いきなりの作戦変更となったが、一握りの兵士を除いて特に混乱もなかった。ジュリアスが走るので全員が走って戻る。
「戦車部隊はどうした?こっちにまわせないのか?」
第二大隊長を振り返る。
「第一元帥府に…戦車部隊はありません、閣下…」
目の前が真っ暗になった。
「大体陸軍は戦争に勝つ気があるのか??第一元帥府の第一師団が狙い撃ちされるのは当たり前だ!」
戦車を持たない陸軍部隊など聞いたことがない。まさか第一元帥府に戦車がないとはさすがに思わなかった。帰ったら真っ先に総司令官にねじ込んでくれる。ジュリアスは数秒だけ考え込むと、再び海岸線に目をやった。
「とにかく第二師団が来るまで持ちこたえろ。機銃をあるだけ設置して、陸に上がらせるな。海軍がいるからそこまで困りはしないだろうが…。いいか、ひとりも死なせないからな!!」
小競り合いかと思ったが、本気でかかった方がいい。人海戦術を取られれば圧倒的に不利だ。ここはデノスから15kmは離れているが、臣民が被害に遭わないとも限らない。絶対にそれは避けなければ。そして、部下は絶対に死なせない。4ヶ月前に第四小隊のほぼ半数を死なせたばかりなのだ。これ以上は死なせたくない。
「中将閣下、第三元帥府の総員配備依頼済みです。第二師団も間もなくこちらに!」
ロイドが駆け戻ってきた。
「よし、怪我人は早めに下がらせろ。捕虜はあっちに繋げ。弾薬の補充をしてまわれ」
「はっっ」
補給班が弾薬の補充をしてまわる。ジュリアスは機銃の前に戻り、サーベルを収めた。
「この後まだまだ来るぞ!持ちこたえろ!!」
まだ死人が出たという報告はない。軽傷の兵士でも下がるように命じた。救護班を最後尾に待機させ、応急処置をさせる。
海上にはまだ王国軍が次々と押し寄せており、第一師団では持ちこたえることができそうになかった。ジュリアスの不安は的中。人海戦術を取られている。
『シェーンがこっちに回ってくれたら少しは…』
そう思いながらジュリアスは機銃掃射を続ける。ここが自分が怯える海ということはもう忘れていた。戦争が始まってしまえば、他のことは考えなくなるのだ。これなら海軍に戻れるかもしれない。ほんの少し、そんなことを思った。
「戦車部隊はどうした?こっちにまわせないのか?」
第二大隊長を振り返る。
「第一元帥府に…戦車部隊はありません、閣下…」
目の前が真っ暗になった。
「大体陸軍は戦争に勝つ気があるのか??第一元帥府の第一師団が狙い撃ちされるのは当たり前だ!」
戦車を持たない陸軍部隊など聞いたことがない。まさか第一元帥府に戦車がないとはさすがに思わなかった。帰ったら真っ先に総司令官にねじ込んでくれる。ジュリアスは数秒だけ考え込むと、再び海岸線に目をやった。
「とにかく第二師団が来るまで持ちこたえろ。機銃をあるだけ設置して、陸に上がらせるな。海軍がいるからそこまで困りはしないだろうが…。いいか、ひとりも死なせないからな!!」
小競り合いかと思ったが、本気でかかった方がいい。人海戦術を取られれば圧倒的に不利だ。ここはデノスから15kmは離れているが、臣民が被害に遭わないとも限らない。絶対にそれは避けなければ。そして、部下は絶対に死なせない。4ヶ月前に第四小隊のほぼ半数を死なせたばかりなのだ。これ以上は死なせたくない。
「中将閣下、第三元帥府の総員配備依頼済みです。第二師団も間もなくこちらに!」
ロイドが駆け戻ってきた。
「よし、怪我人は早めに下がらせろ。捕虜はあっちに繋げ。弾薬の補充をしてまわれ」
「はっっ」
補給班が弾薬の補充をしてまわる。ジュリアスは機銃の前に戻り、サーベルを収めた。
「この後まだまだ来るぞ!持ちこたえろ!!」
まだ死人が出たという報告はない。軽傷の兵士でも下がるように命じた。救護班を最後尾に待機させ、応急処置をさせる。
海上にはまだ王国軍が次々と押し寄せており、第一師団では持ちこたえることができそうになかった。ジュリアスの不安は的中。人海戦術を取られている。
『シェーンがこっちに回ってくれたら少しは…』
そう思いながらジュリアスは機銃掃射を続ける。ここが自分が怯える海ということはもう忘れていた。戦争が始まってしまえば、他のことは考えなくなるのだ。これなら海軍に戻れるかもしれない。ほんの少し、そんなことを思った。
海月
せ・戦車がないって‥
それは、マズイですよね〜(ToT)
戦争によって命を落す事は
やはりジュリアスも辛いのですね…
だんだんハラハラしてきました。
ジュリアス頑張れ!!
それは、マズイですよね〜(ToT)
戦争によって命を落す事は
やはりジュリアスも辛いのですね…
だんだんハラハラしてきました。
ジュリアス頑張れ!!
| Home |


