泉の都の執政官が、宇宙の宮に来たのは今回で四度目である。
 執政官は少しの間俯いていたが、天帝が足を組み換えた音に気づいて言葉を続けた。
 天帝が去った後、神官は執政官を丁重に大広間から送り出し、天帝を追い掛けた。
 馬の蹄の音が外に響いた。アイーシャは夕飯の支度の手を止めて、窓の外を覗いた。
 その夜。こちらの欲望のままに抱かれて、ぐったりと寝入ったアイーシャを
そっと寝台に残し、エシャールは寝室を出た。
 どこまでも蒼い世界が広がっていた。
 銀色の糸のような細くやわらかな髪が、さらさらと音をたてて落ちていく。
 それからほとんど毎晩、蒼い夢をみるようになった。
 扉の閉まる音で、アイーシャはようやく我に返った。
 家にたどり着くまで、エシャールは最初の一言を必死で考えていた。
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